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3DCGの将来性は?ゲーム業界で働くデザイナーが仕事の大変さを暴露!

3DCGデザイナーがゲーム業界でやっていく大変さを暴露します 3DCGの転職・求人
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皆さんは「CG」がゲーム業界においてどのくらい重要かご存じでしょうか?

ここで言うCGとは3DCGソフトでモデリングすることです。

人や会社によって考えは様々ですが、実はほとんどのケースではあまり重要ではないのです。

今回は、3DCGデザイナーとして様々なゲーム企業様と取引させていただき、フリーランスとして経験を積んできた私が3DCGデザイナーとして、3DCGソフトが使えることよりも重要なことは何か?また3DCGデザイナーがゲーム業界でやっていく大変さについて赤裸々に語りたいと思います。

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3DCGデザイナーがゲーム業界においてモデリングより重要なこと

3DCGデザイナーがゲーム業界においてモデリングより重要なこと

冒頭、ゲーム業界において(というかほとんどの業界)CGソフトでモデリングすることはあまり重要ではないと書きました。

この理由は、それよりゲームで使うキャラクターのデザインや形を決めるのが重要で、それが決まってしまえば、あとはそれを3DCGソフトでモデリングだけだからです。

要は3DCGデザイナーとして重要なのは3DCGソフトでモデリングすることよりも、形やデザインを決めるために、依頼主からヒアリングすることの方がが重要です。

もっと言うと、その形やデザインもお任せという場合が多いのでヒアリングというよりは相手の心にハマるデザインを作れるセンスが最も重要です。

一つ例をご紹介すると、絵コンテなどでの指示がない場合、例えば漠然と「人」の3DCGを作ってほしいと言われたら皆さんはどのようなものを作りますか?

ゲームジャンルによりますが、デフォルメのような二等身キャラクターや洋ゲーのような現実の人間と大差ないキャラクターと幅広くあります。

そんな中から絵コンテもないまま作るのは厳しいですよね?

それでも3DCGデザイナーは、どこにでも通ずるデザイン的価値観が必要で、かつ依頼主が求めるものを想像してアウトプットする必要があります。

私自身、CGデザイナーとして様々なゲーム企業様と取引させていただいておりますが、やはりどれもモデリングよりヒアリングなどに長い期間を要した気がします。

3DCGデザイナーのゲーム業界の具体的な仕事内容

Blenderを使ったゲーム用人体モデル、小物作成の副業事例

3DCGデザイナーのゲーム業界での仕事内容は、フリーランスと正社員で多少、仕事の任され具合が違います。

フリーランスの3DCGデザイナーの場合

フリーランスの3DCGデザイナーの場合、正社員が作ったモデルのポリゴン削減など補助から入る場合が多いです。

意外と地味と思うかもしれませんが厳しい話として、最初は「信頼度」がないからです。

そこから技術などが認められてモデル制作を任せられるという感じです。

私も最初はフリーランスとして正社員のモデルのポリゴン削減から入り、2回目以降は武器やキャラクター制作をやらせてもらいました。一回目で頑張ったからかもしれません。

正社員の3DCGデザイナー場合

正社員の3DCGデザイナー場合、1年目は全くCGソフトには触らせてもらえません。

まずは研修、そしてテストプレイなど関係ないものから入っていき2年目くらいから制作に移らせてもらえます。

新入社員が作るものは小物だったり、ゲームではあまり目立たないモノや影響のないモノから作らせてもらえます。

そこから技術が認められればキャラクター制作だったりとランクアップしていきます。

3DCGデザイナーのゲーム業界でのやりがい

3DCGデザイナーのゲーム業界でのやりがい

やりがいは人によります。「技術を認められた」だったり「ゲームのメインキャラクターを作った。」とか・・・etc。

私の場合は「自身の価値観をゲームに入れてもらえる」のがやりがいです。

分かりにくいかもしれませんが自分なりの解釈というのは他人に理解されにくいものです。

それがもし誰か一人にでも理解され、良い評価を得るととても嬉しくなり作って良かったと心から思えます。

例えば、私の経験で恐縮ですが、ホラーゲームで「貞子っぽい長髪の女キャラクター(資料なし)」を顔までの作成依頼ももらったことがありました。

自分が作成した貞子っぽい顔のキャラクターがゲームに使われた時はCGデザイナーになって良かったと改めて思いました。

皆さんもまた私とは違ったやりがいを見出せるかもしれません。

3DCGデザイナーのフリーランスでゲーム業界で大変なこと

3DCGデザイナーのフリーランスでゲーム業界で大変なこと

正社員との疎外感

フリーランスとして大変なことは多々あります。

正社員の会社行事などはフリーランスなどの社外戦力は混ぜてもらえないことも多いので、自分だけ妙な疎外感を感じます。

業務についても社員なら他の業務で補填できますが、フリーランスだと特定の業務しか契約にないため更に疎外感が強くなります。

私の場合、このような状況は嫌なので基本的にリモートワークを原則としています。

プロ意識を強く持ち、仕事をきっちりこなして技術力で貢献していれば問題ないという気持ちを強く持てる人は問題ないのでしょうが。

曖昧な指示を形にしたり、リテイクが大変

制作の観点でも勿論、大変な面があります。それは資料がない状態で空想上の生物を作る時です。

ポピュラーな空想生物(ペガサスやグリフォン等)はネットなどを見ればわかりますが、逆にマイナーでネットにない生物だったり、特徴だけを言われてしまうとこちらの解釈やリテイクで時間がかかり、ヒアリングでも変わらないため、要望を叶えるのにとても苦労しました。

例えば、あるアクションゲームのボスを作る際に「腕が4つあって触手が生えてる生物」という注文が来た時、「触手と手って一緒なのではないか?」とか「それは人型なのかそれ以外なのか」など苦労した挙句、足が触手で腕が4つあるミノタウロスが出来ました。

先方としては及第点でしたが、そこに至るまで3回のリテイクと4回のヒアリングを行い、たった一体で3ヶ月以上かかりました。

皆さんもなるべく、クライアントの方には簡単なイメージでも良いから元画像みたいなものを貰いましょう。

3DCGデザイナーのフリーランスのゲーム業界での収入

3DCGデザイナーのフリーランスのゲーム業界での収入

正直、フリーランスの3DCGデザイナーがゲーム業界だけで生計を立てるのは厳しいのが現状です。

仕事内容の観点で言うと週単位でポリゴン削減が4万円モデリングが5万~10万(ポリゴン数による)、レンダリングやその他がオプションとして1万~2万という感じで、この収入にはもちろん変動があります。

相場は決して安くはないのですが安くないから頼まれにくく、逆に3DCG以外での依頼で生活していくという場合が多いのが現状です。

私の場合は3DCGデザイナーの他にも、ゲームプログラミングやイラスト、音楽などで生計を立てています。

フリーランスの知り合いには事務や営業代行などCGからかけ離れた案件で生活している方もいるようです。

あくまで企業様からしてみれば、工数が足りないから外注するのでしょうが、それでも重要視していない場合の企業様からしたらかなりの出費となります。

ちなみに私はその出費をしてもいいくらいに技術を磨き、納期と技術遵守に加えオプションなどで追加料金を得るようにしたり、見積もりが得意なスタッフに見積もりしてもらうなど工夫をしています。

3DCGデザイナーがゲーム業界で活躍するために身に付けておくべきスキル

3DCGデザイナーがゲーム業界で活躍するために身に付けておくべきスキル

やはり、技術を磨くことが一番です。

でもそれだけだとさすがに何をすればいいか分かりませんよね?だから練習方法を見つけましょう。

自分に合う練習方法を見つけて練習し続ければポートフォリオも自然と増え、自分の技術も伸びます。

私の練習方法はマンガやアニメなどの実在していない小物を実際にモデリングしてみたり、それになんなら動きなどを加えてみたりしています。

漫画の中だから現実ではありえなくとも技術と見えない部分を作るという想像力は鍛えられました。

要約すると「自分が成長できる練習方法を見つける」スキルが必要です。

3DCGデザイナーのゲーム業界での仕事の見つけ方

3DCGデザイナーのゲーム業界での仕事の見つけ方

お仕事の見つけ方は大きく2つあるかと思います。

1つ目は以下のような3DCGのゲーム業界に強い求人サイトで見つける方法。

2つ目は原始的ですが「企業様の公式ホームページのお問い合わせから送る方法」です。

まず適当なゲームソフトの開発会社を調べ、そこからフリーランスの経験がある方はご存じだと思いますが、営業メールとポートフォリオ(リンク)を貼り付けてお問い合わせから送信という感じです。

しかし、営業メールを送ってはいけない場合もありますよね?

その場合は取締役の方のSNSアカウントを探し、そこからDMやメールなどを送るという方法を取りました。

上記の2つの方法は意外性に任せた運任せなのでどうしても返信が欲しいという方は求人広告から応募しましょう。

3DCGデザイナーのゲーム業界での将来性

3DCGデザイナーのゲーム業界での将来性

将来性は私個人の見解では十分にあると思われます。

昔と比べ現代のゲームなどに使われるハードウェアは進化し、逆に2Dゲームが珍しいと言われる世の中になってきました。

それに加え「VR」や「AR」などのCVに準ずる分野が進化してきたためそこに3DCGの技術が必要になると思われるからです。

私個人はまだCV関連の案件は来てないので受けてはいませんが、「Vtuber」や「HoloLens」などゲームに近いコンテンツは莫大になってきているので、ゲームの方も必然的に3Ðの需要が増えると思われます。

ただし、分野に精通した技術が必要になるかもしれません。

3DCGデザイナーのフリーランスとして収入を増やすためするべきこと

3DCGデザイナーとして収入を増やすためには、とにかく顧客を増やし、仕事をこなす中で信頼を得て、継続的に仕事をもらうことが重要です。

そんな中、仕事の見つけ方として前述したSNSや直接企業への問い合わせもあるのですが、もう一つの方法として、3DCGデザイナーのフリーランスに強い仕事紹介サイトを活用するやり方もあります。

そこで、ここでは3DCGデザイナーのフリーランスに強い仕事紹介サイトを3つご紹介します。

どれも登録は無料なので、まずは登録し専門のコンサルタントに相談するところから始めましょう。

G-JOBフリーランス

G-JOBはゲーム業界に強く、ゲーム業界での転職・フリーランスとして活躍したい全てのCGクリエイターをエージェントが親身に営業代行やサポートしてくれます。

レバテッククリエイター

現役フリーランスから評価が非常に高いのがレバテッククリエイター。
15年間Web・ゲーム業界のフリーランスに特化した実績で営業代行など極め細やかな支援をしてくれます。まずは無料相談から。

国内最大級のフリーランス専用の求人案件検索サイト

フリーランススタートは、全国のフリーランスエンジニア案件15万件以上をカンタンに検索可能。
自分にマッチするエージェントをを比較し、口コミを閲覧することで、気になるエージェントにワンタップでコンタクトを取る事ができます。
個別にエージェントのサイトを訪れてサポート内容を比較する必要はありません。

まとめ

いかがだったでしょうか?最後にこれまでの要点をまとめておきます。

  1. どんな契約だろうと最初はポリゴン削減などの雑用から始まる
  2. やりがいは「自身の価値観をゲームに入れてもらえる」という点
  3. 3DCGデザイナーはCGモデリングスキルよりヒアリング能力やデザインセンスが必要
  4. 現時点でCGの仕事のみでフリーランスとして生計を立てるのは難しい
  5. 一番は「自分が成長できる練習方法を見つける」スキルが必要
  6. 求人広告、または公式サイトやSNSなどで営業をする
  7. 「VR」や「AR」が台頭してきてるから将来性は十分ある

少しでもこの記事が皆さんの未来に役立てばと思います。

この記事を書いた人
編集長

当サイトの記事はデジタルエンジニアリング業界に20年以上従事している編集長とCADオペレーターやCGクリエイターの現役、経験者が書いています。CADやCGで悩みがある方はコメントくださいね!

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