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建築の専門学校はやめとけ?現役一級建築士が本音でアドバイスします!

建築の専門学校はやめとけ?現役一級建築士が本音でアドバイス 建築設計の仕事・転職・資格・副業
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将来、建築の仕事がしたいと考えている人にとって、専門学校への進学は有力な選択肢の一つです。

しかし、いざ調べてみると「やめとけ」と書かれていることもあり、不安になる人も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、現役の一級建築士の筆者が、建築の専門学校がやめとけと言われる理由と、専門学校が向いている人・大学が向いている人を解説します。

構造設計と意匠設計を経験してきた現役の一級建築士の私が本音でアドバイスさせて頂きます!

建築といえばCADやBIMという事で、今から学んで、ライバルと差をつけたい!と思っている方は以下の記事がおすすめです。

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建築の専門学校はやめとけと言われる理由

建築の専門学校はやめとけと言われる理由

  1. 就職先の選択肢が狭い
  2. 学ぶ内容が狭く浅い
  3. 大卒より給与が低い傾向がある

就職先の選択肢が狭い

建築の専門学校はやめとけと言われる理由の1つめは、大学に比べると就職先の選択肢が狭いからです。

大手の設計事務所や企業の新卒採用では、専門学校卒は応募条件の部分で対象外となることが多いです。

専門学校は就職率は良いのですが、大手の設計事務所や企業への就職は難しいため、大手への就職を目指す人には向いていないでしょう。

大卒より給与が低い傾向がある

専門学校卒は大卒に比べて、給与が低い傾向にあります。

企業にもよりますが、大卒と専門卒ではそもそも給与テーブルが異なることが多く、昇給のペースも大卒に比べて遅いことが多いです。

そのため、大卒より早く就職しても、同じ年齢でもらえる給与は専門学校卒の方が低いという事態が生じています。

同年齢での給与の差は、働くモチベーションにも影響するので、専門学校のデメリットの一つです。

学ぶ内容が狭く浅い分野もある

専門学校は、大学より短い就業年数で、資格取得や就職後即戦力となることを目的としています。

即戦力を目指した実務的な勉強は多い反面、学術的な内容は狭く浅くなります。

例えば建築の歴史を学ぶ「建築史」という学術の分野があるのですが、実務で使うかというと使わないという方がほとんどかと思います。

建築士試験でも出題はあるのですが、数問なので、専門学校のカリキュラムを見る限りでは、この分野の学習にはあまり重きを置いていない様に思います。

逆に設計やCAD・BIMの演習はかなり多いので、実務で使うような、実践的な技術はしっかり身につくと思います。

なので建築の歴史など基本的な部分や建築の理論を基本から体系的に学びたい場合は、大学の方が良いでしょう。

建築の仕事がやりたい場合は専門学校と大学どっち?

建築の専門学校はやめとけと言われる理由

専門学校が向いている人

先述しましたが、専門学校は資格取得や、仕事をするうえで必要な知識や技術を身に付け、即戦力として活躍できる人を育成することが目的です。

そのため、就職先は大手ではありませんが、求人数は非常に多く、就職率もかなり高いのが特徴です。

基本的に就職を目的とした学校ですから、就職活動へのバックアップ体制もしっかりしています。

また、あなたが将来、早く建築士の資格を取って、経験を積んで独立するんだという明確なビジョンがあるのであれば、専門学校が向いてるでしょう。

逆に、そこまでのビジョンはなく経験を積んだ後に、独立するかどうか考えようと思のであれば、まずは大学を目指すので良いと思います。

もっと言うと、ずっと企業勤めをするつもりで、給与の差が気になるのであれば、大学進学が得策です。

以上のことを踏まえると、

  1. 就職先は大手でなくて良いので、確実に就職したい人
  2. 早期の資格取得・建築業界への就職を目指す人
  3. 就職後は即戦力になりたい人
  4. 早く建築士の資格を取って、経験を積んで独立したい人

には専門学校が向いているといえるでしょう。

大学が向いている人

大学では、建築の歴史や理論について、基本的な部分から4年間かけてじっくりと学ぶことができます。

また、専門的な内容に加えて、一般教養も学ぶため、幅広い教養を身に付けることができます。

また、一般的に専門学校に比べると就業年数が長いため、建築の中でも、さらに細分化された分野の中で、自分が興味のある分野をじっくりと見極めることもできるでしょう。

以上のことを踏まえると、

  1. 建築について広く学びたい人
  2. 建築の色んな分野を学んだ上で、就職先を考えたい人

には大学が向いているといえるでしょう。

建築を学ぶための専門学校や大学の探し方

本記事の後の方で、建築を学ぶためにおすすめの専門学校や大学もご紹介しますが、CMなどでもおなじみのスタディサプリのサイトを使って検索するのが便利です。

お住まいの地域や専門、大学などや「建築」などのキーワードでも検索できます。

更に気になった学校のパンフレット願書なども請求できますし、一括請求もできて便利です。

もちろん、後述するおすすめの学校に対して一括請求も可能ですよ。

【スタディサプリ進路】建築が学べる専門学校や大学

建築を学ぶための専門学校や大学探しをサポートするサイトです。
このサイトを使って行きたい学校に資料請求しましょう。一括請求などもできまよ。

建築を学ぶためのオススメ専門学校

建築を学ぶためのオススメ専門学校

ここまでの内容を踏まえた上で、自分には専門学校が合っていると思われた方もいらっしゃると思います。

もしくはまだどちらか決めかねているけれど、おすすめの専門学校も知っておきたいという人もいるでしょう。

ここからはそういった方々のために建築の専門学校の中でおすすめの学校を3つ紹介します。

京都建築大学校

建築の専門学校のおすすめの1つめは、京都建築大学校です。

京都建築大学校の大きな特徴として、4年制のコースでは、普通科高校を卒業した人でも3年時に2級建築士の受験資格を取得することができます。

さらに3年時に2級建築士を取得すれば、4年時には1級建築士の受験も可能となります。

また4年制のコースでは、専門学校でありながら大卒資格(学士号)の取得を目指すことができることが魅力です。

京都建築専門学校には、以下のようなコースが設定されています。

学科名修業年数費用特徴
建築科(スタンダード)2年入学金 ¥150,000
前期/後期授業料 各¥540,000
委託徴収金 ¥110,000
建築系の高校を卒業した人とそうでない人でクラス分け有り。
2年時に建築コース・インテリアデザインコース・一級コースに分かれる。
建築科(エキスパート)2年入学金 ¥150,000
前期/後期授業料 各¥540,000
委託徴収金 ¥110,000
建築科卒業後、建築学科3年次編入。(計4年間在籍が条件)
建築専攻科(1年制)1年建築科卒業後に進学可能
二級・木造建築士、インテリアプランナーの資格取得を目指す。
建築専攻科(2年制)2年建築科卒業後に進学可能
二級・木造建築士、インテリアプランナー資格に加えて、大卒資格(学士号)取得を目指す。
建築学科4年入学金 ¥150,000
前期/後期授業料 各¥590,000
委託徴収金 ¥110,000
二級建築士取得後、在学中に一級建築士合格を目指す。
卒業時に高度専門士を取得できる。
大卒資格(学士号)の取得を目指す。

青山製図専門学校

おすすめの専門学校2つ目は、青山製図専門学校です。

東京都内、渋谷駅から近く、立地のよさも特徴です。

また、卒業後は1級・2級建築士の受験資格が得られます

既に1級・2級建築士の受験資格を持っている人には、試験合格を目指す学科もあります。

学部学科就業年数費用特徴
建築学部建築工学科3年3年間合計 \3,211,800基礎から都市計画まで広く学ぶ
業界最新のCAD・BIMを学べる
1級・2級建築士の受験対策カリキュラムを設定、卒業の年に合格を目標とする
建築設計デザイン科2年2年間合計 \2,221,2002年間で1級建築士・2級建築士の受験資格が得られる
2年時に「建築デザインコース」「環境デザインコース」に分かれ、より専門的に学ぶ
業界最新のBIM・CADを学ぶ
住宅設計デザイン科2年2年間合計 \2,221,2002年間で1級建築士・2級建築士の受験資格が得られる
住宅に特化したプログラム
自然環境に配慮した快適な空間づくりを学ぶ
業界最新のBIM・CADを学ぶ
建築科(夜間)2年2年間合計 \980,00018:30からスタート
建築の基礎から大規模建築物の設計まで学ぶ
3D-CADやBIMといった、即戦力になれるスキルを身に付ける
インテリア学部建築インテリア工学科3年3年間合計 \3,338,880インテリア・家具・照明計画・エクステリアなど多彩なデザインを学ぶ
在学中にインテリアコーディネーター、商業施設士取得を目指す
卒業と同時に1級・2級建築士の受験資格が得られる
建築インテリアデザイン科2年2年間合計 \2,305,920インテリアスキルに加え、実技はインテリアコーディネーション、CG、家具、CADデザインを行う
在学中にインテリアコーディネーター、商業施設士取得を目指す
卒業と同時に1級・2級建築士の受験資格が得られる
商空間デザイン科2年2年間合計 \2,305,920商業施設、ショップのマーケティング企画から設計・デザインまで学ぶ
在学中にインテリアコーディネーター、商業施設士取得を目指す
卒業と同時に1級・2級建築士の受験資格が得られる
インテリア工学科(夜間)2年2年間合計 \980,00018:30からスタート
インテリアと建築両方を学ぶ
在学中にインテリアコーディネーター取得を目指す
卒業と同時に1級・2級建築士の受験資格が得られる
建築設計研究科研究コース2年2年間合計 \2,101,200建築士受験資格保有者のみ
1級建築士と2級建築士の両方の合格を目指す
※2025年度より1年制に変更予定
専攻コース1年1年間合計 \1,110,600建築士受験資格保有者のみ
2級建築士合格を目指す

日建工科専門学校グループ

おすすめの専門学校3つめは日建工科専門学校グループです。

建築士資格の予備校である日建学院の提携教育機関で、全国に7校の校舎を持っています。

日本最大の「建築士養成校」で、日建学院独自の教材を用いた学習で、建築士試験への高い合格率を誇ります。

また、毎年就職率100%を達成しており、手厚い就職サポートも魅力です。

校舎によって、開設コースにあるものとないものの差異がありますが、最も開設コースの多い東京日建工科専門学校の開設コースを紹介します。

コース名修業年数費用特徴
建築設計科2年2年間合計 \2,050,000
※学費のみ。その他諸経費が別途必要
普通科高校出身者が8割で、初心者にもやさしい授業
卒業時に1級・2級建築士の受験資格が得られる
クラス担任制で学習、資格取得、就職までしっかりサポート
建築インテリアデザイン科2年2年間合計 \2,050,000
※学費のみ。その他諸経費が別途必要
インテリアと建築を基礎から学べる
卒業と同時に1級・2級建築士の受験が得られる
実習を通してプロから学べる
建築大工科2年2年間合計 \2,050,000
※学費のみ。その他諸経費が別途必要
第一線で活躍中の大工職人(講師)から即戦力として必要な技術を学ぶ
在学中に建築大工技能士(3級・2級)を受験
卒業と同時に1級・2級建築士の受験資格が得られる
建築設計研究科1年/2年2年間合計 \2,050,000
※1年時:2級コース→2年時:1級コースで2年間在籍した場合
※学費のみ。その他諸経費が別途必要
建築士受験資格所有者対象
在学中に2級建築士取得を目指す
2級建築士合格者を対象にした1級建築士コースあり
建築士養成科2年2年間合計 \919,000
※学費・受講料・受験料の合計。その他教科書・製図道具費が別途必要
※通信制
働きながら、大学に通いながら学べる
自宅での通信履修科目と、週1回のスクーリングで、卒業時に2級建築士の受験資格が得られる

※建築CADビジネス科は留学生対象のため省略

建築を学ぶためのオススメ大学

建築を学ぶためのオススメ大学

建築を学びたい場合、専門学校と比べられる選択肢が大学進学です。

大学選びの指標の一つとして、偏差値で比較すると、建築系の学科のある大学の偏差値ランキング上位は以下のようになります。

大学名学部偏差値
東京大学工学部・農学部70.0
京都大学工学部67.5
早稲田大学創造理工学部65.0
東京工業大学環境・社会理工学院65.0
東京理科大学工学部62.5
日本女子大学家政学部62.5
北海道大学工学部62.5
東京農工大学農学部62.5
横浜国立大学都市科学部62.5
大阪大学工学部62.5

出典:みんなの大学情報

レベルの高い大学で建築を学べるととても良いのですが、誰もが目指せるとは言い難いため、おすすめしづらいのが正直なところです。

そこで、一級建築士合格者の合格率で大学を比較してみます。

2023年度の学校別の合格者数の上位は、以下のようになっています。

学校名合格者数
日本大学149人
東京理科大学123人
芝浦工業大学96人
早稲田大学79人
近畿大学74人

出典:建築技術教育普及センター 試験結果

上位5校は以上の通りです。

なお例年、日本大学が学校別の合格者数でダントツ1位です。

日本大学は工学部の建築学科、生産工学部の建築工学科、理工学部の建築学科・海洋建築工学科といった、建築士の受験資格を得られる学部・学科が多いため、1級建築士合格者もおのずと多くなるのかもしれません。

同じ大学ですが、学べる内容も少しずつ異なるため、より自分が興味を持てる学部・学科を選ぶことができそうです。

また、建築を学ぶことのできる教育機関として、高等専門学校もあります。

通称「高専」と呼ばれており、修業年数は5年です。

大学と異なるのは、中学卒業後に受験可能なことです。なお、高校卒業後、4年時編入も可能です。

卒業後は短大卒業資格にあたる「準学士」の称号を得られます。

高専は全国各地にあるのですが、その偏差値は高専によって異なります。

ただし、ほとんどの高専が偏差値60以上ですので、易しい選択肢とは言いづらいかもしれません。

建築系の学科のある高専で、例年偏差値が高いのは

  1. 明石高専
  2. 呉高専

です。

どちらも設計コンペの入賞者が出るようなレベルの高さですから、周りの人と切磋琢磨しながら建築の知識を深めたい人にはおすすめです。

まとめ

専門学校は、やめとけと言われることも多いですが、資格取得や就職には非常に強く、人によっては大変おすすめできる進路です。

ほかにも、比較できる選択肢として、大学、高専を紹介しました。

進路に迷っている人は、是非参考にしてください。

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友だち追加

この記事を書いた人
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住宅の設計から仕様決定、現場管理している一級建築士です。
鉄骨メーカーにて施工図・製作図作成業務、構造設計業務や、ゼネコンにて積算、基本設計、施工管理の経験があります。
CADはjwcadを使っています。
今までの経験を活かして皆様の役に立つ情報を発信していきます。

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