ZbrushとはPixologicが開発した、3DCGソフトです。
デジタルスカルプトといって粘土細工のように直感的に3Dモデルを形状変更できるのが強みですよね。
今回は、このZbrushを使って仕事をしている人向けにZbrushの求人に強い転職エージェントをご紹介します。
Zbrushを使った副業について知りたい方は以下の記事もおすすめです。
Zbrushを使った仕事内容は？
Zbrushを使った仕事内容の多くは3Dキャラクターモデラーや背景モデラーなどが多い傾向にあります。
業界で言うと、ゲーム業界、パチンコ・スロットなどの遊技機、TV業界などです。
特にZbrushは、MayaやBlenderといった統合型ツール（DCCツール）と比べスカルプト機能が強いなど、よりモデラー特化ツールのため複雑なキャラクターモデルを作成できます。
例えばリアルなキャラクターやクリーチャー系などを細かい凹凸があるものをモデリングするのに優れています。
一方で、ゲーム業界のモデラーではやはりMAYAの使用が多いため、求人もZbrush以外にもMAYAが使えたり、UnityやUnreal Engineといったゲームエンジンへの3DCG実装などが行えるとより一層、採用されやすくなります。
またZbrushで複雑な形状をモデリングし、フィギュアとして3Dプリンターで出力することも盛んにおこなわれているため、3Dプリンターのスキルもあると良いですよ。
Zbrushを使った仕事の年収は？
Zbrushの仕事の年収は、あとでもご紹介する求人もそうですが、約300～800万円ぐらいのものが多いです。
ただ前述したようにZbrushは特殊なソフトだけに、それ1本だけだと潰しが効きづらく、年収アップも難しいでしょう。
なので、Zbrushの他にもMAYAもしくはBlenderや、テクスチャーをするためのPhotoshopもしくはSubstance 3D Painterなどもセットで使えると年収アップに繋がります。
あとはフリーランスです。
3Dモデラーの世界は実力なので、実力さえあればフリーランスの方が稼ぎやすいでしょう。
委託契約ですと、時間ではなく成果物（3Dモデルなど）に対しての報酬なので、顧客が成果物に満足してさえくれれば、働く時間の長さは関係ありません。
3DCGデザイナーのフリーランスに強いサイトは以下の記事にもまとめてありますので参考にしていただければと思います。
Zbrushの求人需要は？
前述したようにZbrushは直感的に粘土のようにモデリングができることから特殊な強みを持ったソフトなので人気があります。
ただZbrushだけの求人は少なく、やはりDCCツールのMAYAやBlenderをメインでZbrushの経験もあると、なお良いという求人が多いです。
なので、MAYAやBlenderプラスαとしてZbrushを使えるというのを強みにすることがキャリアとしては良いでしょう。
複雑なキャラクター形状を作ろうとすると必要になってきたりするので、使えると人材としての希少性はアップしますよ。
未経験でもZbrushの仕事に就くための方法
Zbrush未経験といっても、この「未経験」というのにはいくつか定義があります。
ここでは以下の3つのパターンに分けてZbrushの仕事に就くための方法についてご紹介します。
- Zbrushは使用経験ありでZbrushの仕事経験がない人
- 3Dモデラーの仕事経験ありでZbrushの仕事経験がない人
- 3DモデラーやZbrushの仕事経験がない人
Zbrushは使用経験ありでZbrushの仕事経験がない人
Zbrushの使用経験があり十分な作品を作ることができるけど、Zbrushを使用した仕事の経験がないという方は、Zbrushの求人に強い転職エージェントで仕事を探すことがオススメです。
転職エージェントは転職サイトと違い、専門のキャリアコンサルタントが、あなたの経歴やスキルを理解したうえで転職先企業の提示、面談などのアドバイス、面談日程調整、雇用条件の調整をしてくれるサービスです。
こういったサービスを無料で受けられるのも嬉しいところ。
私自身も経験がありますが、転職者の7割は複数の転職エージェントに登録し、複数のキャリアコンサルタントの話しを聞きながら転職先を決めています。
更には3DCGの求人に強い特化型転職エージェントを選ぶことが転職成功のポイントです。
3Dモデラーの仕事経験ありでZbrushの仕事経験がない人
3Dモデラーとして働いていた方の中にもZbrushは使ったことがないという人もいらっしゃるのではないでしょうか？
MAYAやBlenderは使ったことあるけど…という人もいらっしゃるでしょう。
こういったケースの場合、3Dモデラーとして必要なスキルは備わっているので、あとはZbrushの使い方さえ身に付けてしまえば通用します。
企業によっては、転職後に社内研修で覚えればよいということで内定を出すケースもありますし、事前にオンラインスクールなどで勉強しておくことと良いですね。
Zbrushでおすすめのオンラインスクールといえば、私のおすすめはUdemyです。
23年2月現在、Udemy内をZbrushで検索するとなんと1260件近くのオンライン講座がヒットします。
Zbrushで検索するとなんと1260件近くのオンライン講座がヒットします。Zbrushr以外にもMayaや、Blender、Unreal Real Engineなど様々なものが数千円から学ぶことができます。
3DモデラーやZbrushの仕事経験がない人
3DCG業界に憧れるものの、業界の経験がなく3DCG制作ソフトも全く使ったことがないという方は上記でご紹介したようなオンラインスクールや学習サイトなどを用いて知識を身に着け、転職の際に必要となるポートフォリオを作成する必要があります。
その際、いきなりZbrushから入るのではなく、やはりシェア率を考えると、まずはMAYAなどから習得することが求人面を考えると良いでしょう。
もちろん、趣味目的で複雑形状のフィギュアの3Dモデルを作りたいのならばZbrushから入るのも良いです。
Zbrushの仕事に就くためのポートフォリオは？
Zbrushを使って働くためにはどのようなポートフォリを作る必要があるのでしょうか。
ポートフォリオは、ご自分のアピールの場です。
自分の目指す分野に寄せた内容をベースに、バリエーションに対応できるということを伝える必要があります。
自分の強みを表現しつつ、様々な作品が作れることをアピールしましょう。
更に魅せ方にも工夫が必要です。ただ作品を作るのではなく、例えばアニメーションやナレーションを入れて作品を紹介する方法では、スキルを複合的にアピールできます。
未経験にもおすすめのZbrushの求人に強い転職エージェント
マイナビクリエイター
言わずと知れた、マイナビのWeb・ゲーム関連職を専門に行っている転職エージェントです。
2023年2月上旬現在、417件の3DCGデザイナーの募集があり、うち以下の通り、97件がZbrushの求人です。
具体的なZbrushの求人は以下のようなものがあります。
Zbrush、Unity、SubstancePainterなどのツールを使いスマートフォン向けゲームの3DキャラモデリングやUnityへの実装などの仕事になります。
ゲーム業界のCGデザイナー求人の量、情報量が豊富なのは、大手マイナビならではです。
※マイナビのプロモーションを含みます。
ギークリー（Geekly）
IT・Web・ゲーム業界専門の人材紹介サイトで、在籍カウンセラーの実力に期待できます。
2023年2月現在、285件の3DCGデザイナーの募集があり、うち以下の通り、51件がZbrushの求人です。
具体的なZbrushの求人は以下のようなものがあります。
VRゲームのアートディレクターで、Zbrush、Maya、Unreal Engine、などを使った仕事になります。
件数でいえば大手には劣りますが、IT・Web・ゲーム業界専門の人材紹介サイトのため、在籍カウンセラーの実力に期待できます。
レバテッククリエイター
レバテッククリエイターはゲーム業界に強い転職エージェントで、フリーランスにも強いのが特徴です。
2023年2月現在、Zbrushの求人数は50件です。
具体的なZbrushの求人は以下のようなものがあります。
今話題のメタバースでの背景モデラーの仕事です。
これから3DCGモデラーはメタバースの本格展開が進むにつれ需要が増えていくと思います。
レバテッククリエイターは、ゲーム系クリエイターに特化したフリーランスの業務委託や派遣案件が多くあります。自分の代わりに営業代行もきめ細かくやってくれます。
doda
大手の転職エージェントです。
2023年2月現在、458件の3DCGデザイナーの募集があり、うち以下の通り、30件がZbrushの求人です。
具体的なZbrushの求人は以下のようなものがあります。
ゲーム開発の大手「セガ」でのファンタシースターオンライン２ ニュージェネシスの背景モデラーの仕事になります。
3Dクリエイター系の案件が多い転職サイトならdoda。アドバイザーが相談に乗ってくれる転職エージェントサービスもありますよ。
ファミキャリ
ファミキャリはクリエイティブ専門エージェントであるクリーク･アンド･リバー社と、ゲーム業界トップクラスのメディアであるファミ通ドットコムとが協業している転職エージェントです。
なので、ゲーム業界で3DCGの仕事を探している人にはもってこいの転職エージェントです。
2023年10月上旬現在、約2100件の3DCGデザイナーの募集があり、今はやりのメタバースの求人も充実しています。
また3DCGデザイナーといっても、モーション、キャラクターモデラー、背景モデラー、エフェクト、オーサリング、リグなど様々な役割がありますが、それらの求人をピンポイントで検索することも可能です。
ファミ通ドットコムも関係しているゲーム特化の転職エージェントです
まとめ
いかがでしたでしょうか？
今回はZbrushの求人に強い転職エージェントについてご紹介しました。
転職にはタイミングも大事です。
チャンスを逃さないためにも、迷っているならまずは複数の転職エージェントに登録し、仮の転職活動をしてみるのも良いですよ。
最後に追加ですがZbrushのスカルプト機能が一層効率的にできるのがペンタブ（液タブ、板タブ）を以下の記事にまとめてありますので参考にしていただければと思います。
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