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40代のCAD/CAEの転職なら3大ベンダーPTC,シーメンス,ダッソーがおすすめ

デジタルエンジニアリング全体のコンサルタントになる CADオペの仕事・年収
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自動車や電機など機械系メーカーでは開発コストを抑えるためにデジタルでの開発を進めています。

これはできるだけバーチャルの中で開発を進め、コストがかかる実物の試作機(試作車)を作ることを減らそうとする動きから来ています。

そのデジタル開発に欠かせないツールとしてCADやCAEがあります。

40代でこれらCAD/CAEに関わっている人は、ちょうど新卒時代にこれらの技術の導入が進み、今までの変遷を見てきた世代です。

今回は、その40代のCAD/CAE技術者の転職先として、これらツールの開発元として有名な3大ベンダーのダッソー、PTC、シーメンスをおすすめする理由を書きたいと思います。

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40代のCAD/CAEの転職にPTC,シーメンス,ダッソーがおすすめな理由

40代のCAD/CAEの転職にPTC,シーメンス,ダッソーがおすすめな理由

冒頭書いたのですが、電機や自動車などの機械系企業で働く40代でCADやCAEなどに携わっている人材は、新卒時代(1990年後半~2000年前半)に3DCADの導入を経験した世代です。

その後、3DCADの普及とともに、作成された3Dデータを使ったCAE(強度解析、固有値解析など)をする開発手法が盛んになっていきました。

なので40代は、これらのツールを自ら使いながら、そして全体を指揮しながら開発現場にツールを浸透させてきた世代で、その導入方法や導入メリット、苦労などを身をもって経験してきた世代なのです。

要はCAD/CAEを実際の開発現場で昔から使っているユーザーだからこそ分かる部分が多いということです。

これら40代の経験を簡単にまとめると以下になります。

  • CAD/CAEの導入経験があることで導入ノウハウを知っている
  • ユーザー企業の開発現場を知っている
  • ツールの使用ニーズや適材適所が分かる
  • 開発現場にコネクションがある

このユーザー企業に対してCAD/CAEを開発している企業がいます。

有名な企業としては、ダッソー(フランス)、PTC(アメリカ)、シーメンス(ドイツ)でしょう。

これらの企業は、ユーザー企業のことをしっかりと把握しながら、新しい技術やトレンドを業界導入し、使ってもらうことでツールのライセンス費用で収益を上げています。

ここで開発側として重要なのが上記の箇条書きで列挙したCAD/CAEのユーザー企業で働いてきた40代の経験です。

これらによって、ユーザー企業のどの部署で、どんなツールのニーズがあり、どんなツールを開発し、ツール浸透させるためのキーマンは誰か?などが分かります。

したがって、CAD/CAEの開発会社はユーザー企業で経験を積んできた技術者が喉から手が出るほど欲しいのです。

特にDX(デジタルトランスフォーメーション)推進で新しい技術が投入される中、ユーザー企業での経験が豊富は40代は重宝されるでしょう。

実際にこの業界ではそうやって転職していく人が多いです。

それでは次に、これら40代の転職先としておすすめのダッソー(フランス)、PTC(アメリカ)、シーメンス(ドイツ)がどんな企業なのか見ていきましょう。

ダッソー・システムズ(DASSAULT SYSTEMS)とはどんな会社か?

ダッソー・システムズ(DASSAULT SYSTEMS)とはどんな会社か?

出展:ダッソーシステムズ

会社概要

航空会社のボーイングのCAD部門が独立した形で設立された会社で本社はフランスです。

3DCAD製品として有名なCATIASolidworksを開発し、CADだけでなくCAEやPDMなどを製品ポートフォリオとして持つ企業です。

中でもCATIAはBMW、メルセデツ・ベンツ、トヨタ自動車、本田技研工業など大手自動車メーカーで使われています。

PDMの主力製品はEnoviaです。

最新の収益は、44.5憶ユーロです。

日本での事業展開について

日本法人としては1994年に設立され、日本国内での従業員数は約700人です。

事業所は以下です。

  • 東京本社
  • 名古屋オフィス
  • 大阪オフィス
  • 豊田オフィス
  • 名古屋伏見オフィス

上記を見ると分かるのですが、トヨタ自動車やそれを取り巻くサプライヤー各社が大きな取引先になっているため、愛知県内のオフィスが充実している状況です。

ダッソー・システムズの強み

強みは何と言っても主力製品CATIAの世界シェアでしょう。

3DCADなどのソフトは一度、導入してしまうところころと変えることができません。

それはCADで作成した3Dデータが他のCADで読み込み、形状修正などは現段階の技術ではできないためです。

そのためシェアが多いというのが非常に強みになり、それだけで莫大なライセンス料をユーザー企業から得ることができます。

多少、ソフトに問題があってもユーザ企業は我慢する部分や、一緒にソフトを育てるみたいな風潮があります。

PTC(Parametric Technology Corporation)とはどんな会社か?

PTC(Parametric Technology Corporation)とはどんな会社か?

出展:PTC

会社概要

PTCは、その社名からもイメージできるようにパラメトリックCADという考え方を最初に打ち出した会社です。

パラメトリックCADとは、フィーチャという最小形状単位をレゴブロックのように積み上げていくことで3Dモデルとして最終形状を作っていきます。

それらフィーチャにはパラメーターという寸法が定義されており、そのパラメーターを変更し、再生を通すことで3Dモデルも変更されます。

こういったフィーチャベースのパラメトリックなCADをパラメトリックCADといい、PTCがこれをProEというCADで実現し、それを各種が次々と真似するという形でした。

今ではProEもCreoに名前を変え、これがPTCの3DCAD主力製品です。

このCreoはトヨタ自動車、BMW、ヒュンダイ、日本の電機メーカーなどで使われています。

PDMの主力製品はWindchillです。

本社はアメリカのボストンで、最近ボストン郊外から移転しました。

最新の収益は、11.64憶ドルです。

日本での事業展開について

日本法人としては1992年に設立され、日本国内での従業員数は約300人です。

事業所は以下です。

  • 東京本社
  • 名古屋オフィス
  • 大阪オフィス
  • 豊田オフィス

やはりダッソー同様にトヨタ自動車やそれを取り巻くサプライヤー各社が大きな取引先になっているため、愛知県内のオフィスが充実しているようです。

PTCの強み

もともと3DCADを主力製品として企業活動していましたが、今ではCADだけでなくPLM、AI、AR、ブロックチェーンなど幅広い企業を買収しながら技術を取り込み、今回ご紹介している3大CADベンダーの中では一番、CADベンダーから上手く脱皮しています。

社長のジムヘップルマンがPDMであるWindchillの生みの親ということで思いも強くまた技術に精通しているのでリーダーシップも上手く機能している印象を受けます。

毎年、ボストンで行われるPTCの年次一大イベントを見ると、その技術領域の広さが際立っています。

シーメンス(Siemens)とはどんな会社か?

シーメンス(Siemens)とはどんな会社か?

出展:シーメンス

会社概要

シーメンスはもともと電信、電車、電子機器の製造メーカーから、今では情報通信、製造設備、家電など製造やデジタルソリューションの提供とかなり業種として幅広くカバーしている総合企業です。

3DCADの主力製品はNXで、前身のUnigraphicsとideasという2つの3DCADを一つにしたものです。

パラメトリックCADとしてはPTCやダッソーと比べると後発ですが、その分、完成度が高く、かゆい所に手が届くような3DCADに仕上がっています。

PDMの主力製品はTeamcenterです。

本社はドイツのミュンヘンになり、最新の収益は、868.5億ユーロです。

日本での事業展開について

日本法人としては1979年に設立され、日本国内での従業員数は約1200人です。

事業所は以下です。

  • 東京本社
  • 名古屋営業所
  • 大阪営業所
  • 千葉営業所
  • 静岡営業所
  • 中国営業所 他多数

シーメンスの強み

ダッソーシステムズやPTCと比べ幅広い製品を扱っているため、会社の規模や売り上げも大きく違います。

また生産設備も取り扱っているため、それらが各国の工場に入り込んでおり、これにより工場のデジタル化や生産性向上の提案力が高い

3大CADベンダーで働くメリット

3大CADベンダーで働くメリット

CADだけでなく幅広くデジタルソリューションを学べる

今までご紹介してきた3大CADベンダーですが、今ではCADを開発する会社にとどまらず、以下のようなデジタルソリューション全体をカバーする企業に変わろうとしています。

  • AI
  • AR、XR
  • PLM
  • ブロックチェーン
  • IoT
  • CAE、シミュレーション

3大CADベンダーに転職することで、今まではCADなどのツールを使うユーザーでしたが、そこから上記のような幅広い技術をもとに総合的に企業をコンサルタントしていく立場になります。

これにより今までのユーザーとして開発現場をしっているメリットを活かしつつ、上記のような広い知識と提案力を得ることができるでしょう。

ベンダー経験を活かし再度、ユーザー企業に転職する

前述したような幅広い技術を身に付けることができれば、再度、ツールを使うユーザー企業に転職することで一歩進んで企業改革ができると思います。

そうやって、メーカーとIT企業を行ったり来たり転職しながら、エンジニアとしてのキャリアが格段に上がっていくでしょう。

3大CADベンダーで働くデメリット

基本は今までの経験を活かし、製造業などに対しデジタルソリューションをコンサルタントするケースが多いです。

したがって、製造業などを一度も経験したことがない新卒や経験の浅い20代だと中々コンサルタントの役割を全うすることが難しいでしょう。

そういった意味でも経験が長い、40代や30代には逆にメリットといえる企業でしょう。

CAD外資系に強い転職エージェント

CADやデジタルエンジニアリングで外資系やハイクラスな転職先を狙うなら、リクルートダイレクトスカウトdodaに登録しておくことがおすすめです。

転職はタイミングが重要です。迷いはあるのは当然ですが、まずは動き始めることで徐々に気持ちも乗ってくるものです。

転職エージェントへの登録は無料なので、まずは仮の転職活動から始めてみることをオススメします。

リクルートダイレクトスカウト
CAREER CARVER

リクルートダイレクトスカウトは、リクルートが運営するハイクラス特化型転職サービスです。CADなどの外資系に転職したい人向けの転職エージェントです。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、40代のCAD/CAEの技術者が転職する先の一つとして3大CADベンダーであるダッソーシステムズ、PTC、シーメンスをご紹介しました。

全て外資系で日本企業に比べ給料も高めで、外資系ならでは風土で働くことができます。

今までのユーザーとしての経験を活かし、ワンランク上のキャリアを目指してみてはいかがでしたでしょうか?

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