普段建築士として企業に務めている方でも、就業先の給料が安いなどの理由から、副業を考えている方は少なくないかと思います。
本記事では、普段建築士として働いている方が、土日や休日の隙間時間を利用してできる副業やバイトをご紹介します。
副業だけでなく、転職で年収アップを考えている人は以下の記事も参考にしていただければと思います。
建築士は副業禁止なの？
そもそも建築士は副業を行っても良いのでしょうか？
基本的には、就業先の規定により副業を禁止されていなければ、建築士自体は副業（兼業）を禁止されていません。
ただし、自身が会社の管理建築士を務めている場合は、管理建築士の専任性が求められるため、副業は不可となる可能性が高いです。
また、建築士法第23条の10第2項の規定により、設計事務所の登録を受けないで、他人の求めに応じ報酬を得て、設計等を業として行ってはならないとありますので、個人で設計等の仕事を受注しようとしている場合は注意が必要です。
建築士の副業はコレ！隙間時間や土日を有効に使おう
在宅ライターで時給1000円を手軽に稼ぐ
おすすめの副業の1つめはWEBライターです。
建築士としての経験を活かして建築に関する記事を書くことができるのは、建築士の強みです。
もちろん、建築に無関係でも、趣味を活かした記事の作成も可能でしょう。
筆者は本業で設計の補助業務を行っているのですが、建築に関する記事の作成を行うWEBライターもしています。
ただし筆者の場合は、本業が個人事業主であるため、本業の事業としてライターの仕事を受注しており、厳密には副業とは言えないのですが、企業勤めの方にも非常におすすめな副業です。
クラウドソーシングサービスに登録しておけば、自分で好きな仕事を選んでも良いですし、向こうから依頼メールなどが来たりします。登録はもちろん無料です！
実力がつき、企業からの記事作成依頼がもらえると時給も数千円になるので、副業収入は軽く15万円/月を超えるのも現実的ですね。
未経験の方でライターのスキルを身に付けたい方には、「あなたのライターキャリア講座」がおすすめです。
添削課題が5回ついており、プロの編集スタッフによる添削を受けることができます。
また、ライター業務と直接的には関係ありませんが、FPによる無料相談が受けられるのも魅力です。
受講費用は、動画教材を利用して自分で学習するタイプの「セルフコース」が49,800円、講師と1対1の講義を受けることができる「マンツーマンコース」が185,000円となっています。
Webデザイナーは相性抜群で稼ぎやすい
webデザイナーは、webサイトのデザインを行う人です。
webサイトの見た目の美しさに加えて、ユーザーの使いやすさや見やすさを意識したデザインが求められます。
普段建築士として設計に携わっている方であれば、建物のデザインや機能性を考え、それを施主に説明する場面が多くあると思いますので、webデザイナーの仕事にも通ずる部分があると思います。
そういった点で、建築士の副業として相性が良いと言えるでしょう。
ただし、webデザイナーとして働くには、画像編集やwebプログラミング等の技術が必要です。
Photoshopなどのソフトを使った画像編集は、本業でもやっているという方もいらっしゃるかもしれませんが、webプログラミングなどは経験がないという方も多いと思います。
webデザイナーとして副業を考えているけれど、経験がないという方には、本気のパソコン塾がおすすめです。
600本の講義動画が見放題なことに加えて、質問サポートやオンライン面談を受けることも可能です。
費用は総額¥198,000で、分割払いも可能です。
講義動画には基礎を学べる基礎ステージと、実践形式の課題を作っていく実践ステージがあり、インプットとアウトプットを繰り返すことで、知識と技術の定着を図ることができます。
動画編集
おすすめの副業の3つめは、動画編集です。
一言に動画編集といっても、その内容も難易度も様々で、ユーチューバーが撮影した動画の編集や、結婚式などのイベントで流すムービーの作成などがあり、動画の編集代行の中でも音楽やテロップを付けるだけといったものが、最も難易度が低く初心者にも始めやすいでしょう。
クラウドソーシングやスキル販売サービスでも動画編集の案件は多いため、副業として始めやすいと言えます。
とはいえ、動画編集の副業を考えていても、スキルがないという方もいらっしゃるかと思います。
動画編集のスキルを学ぶのであれば、クリエイタージャパンの「プレミアプロ講座」がおすすめです。
講義動画とテキストを使用しての学習で、基礎編だけであれば、最短2週間で動画編集を学ぶことができます。
もちろん課題添削もありますし、サロン生専用のLINEを使って、24時間いつでも質問することができます。
さらに、案件獲得のための営業方法や単価アップの方法論なども学ぶことができ、動画編集のスキルだけでなく、実際に案件を獲得できるような営業方法を教えてもらえるのも魅力です。
価格は¥79,800で、動画コンテンツの視聴期限はなく、半永久的に受講が可能です。
・圧倒的なコンテンツ量
・初心者目線で分かりやすく解説
・Adobeの操作方法を習得可能（プレミアプロ 、アフターエフェクトなど）
・案件獲得方法のノウハウ
・サポート体制の充実度（個別LINE@サポート、オンラインサロン ）
■オンラインサロン（通称：クリエイターズサロン）
※オンラインサロンは、1,000名を超える方に参加いただいており、国内最大級のクリエティブサロンになっています。
月に３０万以上を狙える不労所得の不動産投資
建築士の方なら不動産に詳しいですし、興味もあり相性バッチリなのではないでしょうか？
そこでオススメなのが不動産投資。
個人的にはしっかりと勉強すれば最強の投資の一つが不動産投資だと思っています。
私もコッソリやってます♪
手堅く不動産投資やるならCMでおなじみの不動産投資RENOSY（リノシー）もおすすめです。
AIを活用し、投資価値の高い物件を厳選して提案してくれます。RENOSYは「不動産×テクノロジー」で堅実な資産形成をサポートしてくれます
プログラミング
IT関連の市場規模は年々拡大しており、今後も拡大していくと予想されます。
そのため、プログラミングの副業は、需要が非常に大きいです。
一言にプログラミングといっても、様々な言語がありますが、もしかすると、建築士として普段働いている方の中にも、Excelのマクロならある程度分かるという方もいらっしゃるかもしれません。
ある程度知識のある方なら、すぐに副業を始められるでしょう。
知識のない方は、スクールでプログラミングの知識を身に付けて、副業を行うのがおすすめです。
テックアカデミーでは、JavaやPHPなど様々な言語のプログラミングの講座が解説されています。
基礎的な知識があれば、好きな言語の講座を選んで受講できますが、全くの初心者で、何から始めれば良いか分からないという方には、「はじめてのプログラミングコース」がおすすめです。
受講することで、以下のようなスキルを身に付けることができます。
- HTML/CSSの理解とコーディングスキル
- プログラミング言語「PHP」の理解と開発のスキル
- データベースの構造と操作するための言語「SQL」を理解
週2回のマンツーマンでのメンタリングがあり、質問や相談ができるほか、ヒアリングにより自分に合ったサポートをしてもらえるので、最終課題まで徹底的なサポートを受けることができます。
料金は以下のようになっており、普段確保できる学習時間に合わせて、コースを選ぶことができます。
| 4週間プラン | 8週間プラン | 12週間プラン | 16週間プラン | |
| 料金（税込） | 社会人¥185,900 学生 ¥174,900 | 社会人¥240,900 学生 ¥174,900 | 社会人¥295,900 学生 ¥251,900 | 社会人 ¥350,900 学生 ¥284,900 |
| 1週間の学習時間の目安 | 10～12時間 | 6～7時間 | 3～4時間 | 1～2時間 |
「はじめてのプログラミングコース」受講後、「webアプリケーションコース」「PHP/Laravelコース」「Javaコース」を受講する場合は、ステップアップ割として受講料金が20％引きになりますので、さらに知識を深めて副業に活かしたい方におすすめです。
選抜された現役エンジニアから学べるオンラインに特化したプログラミングスクールです。
転職の支援はもちろん、副業に活かせるスキルの習得から、副業の仕事紹介まで寄り添います。
建築士として3Dモデルや図面、建築パースを作成する
普段の業務経験を活かして、3Dモデルや図面、パースの作成を副業として行っている方もいます。
普段から業務で行っていることであれば、新しい知識やスキルを身に付けたり、特別な準備をしたりせずに、副業を始めることができます。
クラウドソーシングやスキル販売サービスでも案件がありますので、必要なソフトさえあれば、手軽に始めることができることが魅力です。
ただし、図面作成を個人で受注する場合は、設計事務所登録をしていないと、前述のとおり建築士法に抵触する可能性があるため、注意が必要です。
「Craudia(クラウディア)」は、登録ID数25万人を超えるクラウドソーシング型ビジネスマッチングサービスです。
インターネット環境さえあれば、WEB上でお仕事の受発注が完結できます！
受注者（ワーカー様）・発注者（クライアント様）共にシステム手数料は業界最安値！
以下の記事にも建築業界で良く使われているJWCADやAutoCAD、ベクターワークスなどを使ってどのように稼いでいるかの副業事例もまとめていますので参考になると思います。
建築のスキルを教えて大きく稼ぐ！専門学校やスクール、セミナーの講師
建築士試験など、試験対策でスクールに通った経験のある方は多いと思います。
思い返してみれば、スクールの講師は、普段は建築士として設計事務所などで働いていらっしゃるという方が多かったと思います。
専門学校やスクール、セミナーの講師は、建築士の副業としてはかなり一般的です。
自分の通っていたスクールで、今度は講師として働くという方も多いかと思いますが、ここではUdemyを利用して講師をやることをご紹介したいと思います。
Udemyでは、決まったカリキュラムの中で講師をするのではなく、自分のスキルをオンライン動画講座にまとめ、学びたい人に届けるため、オリジナルのコースを計画することができます。
コースの公開は無料ですが、コースを有料で販売することで収益を得ることができます。
動画は自分で撮影する必要がありますが、時間の融通も効きやすいため、おすすめです。
自宅の空き駐車場・空きスペースを貸し出そう
特別なスキルがなくてもできる副業として、自宅の空き駐車場や空きスペースの貸出というものがあります。
貸し出す場所の立地によって、借り手がいるかどうかや、単価も変わってきますが、貸し出すことができるスペースさえあれば、手軽に始めることのできる副業です。
駐車場の貸し出しには、特Ｐの利用がおすすめです。
あらかじめ情報を登録して、駐車場の写真をアップロードするだけで、簡単に駐車場の貸出ができます。
駐車場の売上から、仲介手数料を支払う必要がありますが、特Pの手数料は業界最安の30%となっています。
常に貸出できる状態である必要はなく、仕事で車を使っているから、駐車スペースが空いている時間だけ貸し駐車場にするという使い方もでき、非常に便利です。
ペットシッター
動物が好きな方なら、ペットシッターの副業がおすすめです。
ペットシッターの仕事は、飼い主に代わってペットのお世話をすることです。
餌やりや散歩、遊び相手になったり、掃除や病気時の対応などを、飼い主に代わって行います。
また、業務完了後は、業務内容をレポート化して飼い主に報告するのが一般的です。
無資格でも行うことができますが、専門知識の証明と価値の提供のためにも、資格を取得した方が良いでしょう。
特に、個人で受注する場合には、無資格では受注が少し難しいです。
アルバイトとして働くことも可能ですが、なかなか求人情報が出ていないようです。
不要品を売る
不用品の販売も、特別なスキルがなくても始められます。
自宅にある不用品を売って、収入を得ることができたらとても嬉しいですよね。
不用品の売却には、フリマアプリのメルカリが便利です。
メルカリはスマホさえあれば手軽に始めることができます。
発送も匿名でできるため、個人情報を守ることができます。
ただし、不用品の売却で得られる収入はそんなに多くはないかと思います。
ハンドメイド作品の売却や古着等の転売で収入を得ている方もいらっしゃいますが、メルカリの営利目的での利用は、課税対象となるため注意が必要です。
工務店の外注でリフォーム設計
知り合いの工務店などからリフォーム案件の設計を受注するのも、副業としておすすめです。
工務店で働いている方は、現場監督がほとんどのため、設計はあまり得意ではなかったり、設計作業に時間を取れないことが多く、設計作業を外注している場合があります。
建築士として、普段設計業務に当たっている方であれば、普段の業務経験を活かすことができるでしょう。
なお、リフォームの内容によっては、確認申請や補助金申請などを伴うこともあります。
そのような場合には、設計業務として、報酬額も多くなる傾向にあるようです。
実施設計や申請を外注として請け負う
実施設計とは、現場で施工するのに必要な詳細な図面の作成をいいます。
具体的には、各部の詳細図や展開図、建具表や仕様書などを作成します。
実施設計や確認申請業務は、時間や人件費の削減のため、外注している事務所もあります。
そのため、外注先として実施設計や確認申請の代行を請け負うことで、副業として収入を得ることができます。
普段からそのような業務に当たっている方であれば、始めやすい副業かと思います。
ただし、何度か出てきた話ですが、建築士法に抵触する可能性があるため、建築士事務所を運営している方に限るかと思います。
定期報告制度に基づく建築設備等の定期報告
デパートやホテル、病院といった、不特定多数の人が利用する特定建築物は、構造体の老朽化や避難設備の不備・作動不良などによって、大きな事故や災害が発生する可能性があります。
このような事故・災害を未然に防ぎ、建築物の安全性や適法性を確保するため、専門の技術者が建築物等を定期的に検査し、特定行政庁へ報告することが、建築基準法で定められています。
検査及び定期報告の検査員になれるのは、一級建築士、二級建築士又は各専門の調査員・検査員資格のみとなっていますので、建築士におすすめの副業です。
現場の調査は1日で終わりますし、作成する書類も慣れれば大変ではありませんが、報酬が高いことが多いため、稼げる副業といえそうです。
まとめ
以上、建築士におすすめの12この副業を紹介してきました。
本業のスキルが活かせる、又は本業に活かせるような副業であれば、本業に支障なく副業に取り組めるのではないでしょうか。
また、趣味を活かしたり、家に眠っている不用品や既存のスペースを利用して副業収入を得たりするのは、最も手っ取り早い方法かと思います。
副業を考えている方は、ぜひ副業探しの参考にされてください。
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