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CADオペレーターが底辺なワケない!業界20年以上の専門家が真実を語る

CADオペレーターが底辺なわけない!業界20年以上の専門家が真実を語る CADオペの仕事・年収
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たまにネットでCADオペレーターという仕事が底辺なのかどうか?という議論をしているのを見かけます。

皆さんはどう思いますか?

私はCADオペレーターは底辺の仕事ではないと思います。

理由としてCADはモノづくりのスタートとなるCADデータや図面を作成する立派な技術者ですし、その証拠に給料も底辺と言われるほどの額ではありません。

今回の記事では、自身もCADを使って設計や生産技術の経験があり、現在はデジタルエンジニアリング全般を推進・企画している専門家が、CADオペレーターが底辺の職業ではない理由、実態はどうなのか?将来性はあるのか?について語りたいと思います。

編集長
編集長

今でも多くのCADオペレーターと接している業界20年以上の専門家が解説します。

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CADオペレーターは底辺の仕事?平均年収は?

CADオペレーターは底辺の仕事?平均年収は?

ネットの投稿では、CADオペレーターが底辺の仕事である理由として以下のように主張していました。

  1. 給料が安い
  2. 派遣など非正規労働者が多い
  3. 設計の小間使いで見下される

上記の主張に対して、一つずつ見ていきましょう。

給料が安い?

まず給料が安いということですが、求人サイトの「求人ボックス」によるとCADオペレーターの平均年収は約441万、派遣社員の平均時給は1544円、アルバイトの平均時給は1098円となっています。

平均年収441万を月給換算すると37万円となり、これは日本の平均年収と比較すると高いほうだと思います。

CADオペレーターの平均年収

いかがでしょう?これって底辺の収入と言えるでしょうか?

確かに上を見ればキリがないのですが立派に稼いでいると言えるのではないでしょうか?

そもそも底辺と言われる職業の給料ってどれぐらい?という定義も怪しいですが。

派遣など非正規労働者が多い

派遣社員が多いかというのは、確かにそうかもしれません。

理由は、CADオペレーターの仕事は忙しさに山谷があるため、社員として雇ってしまうとリスクがあると考える会社も多いためです。

建築業界でも機械業界でも製品や部品の出図を行いますが、その間際はCADオペレーターは忙しくなります(=山)が、それが過ぎると暇(=谷)になったりもします。

そういった事情はあるものの、そもそも派遣=底辺とは私は思いません。

逆に手に職がある派遣のCADオペレーターは立派なプロフェッショナルと呼べると思います。

また派遣のCADオペレータの年収は300~400万と言われています。

国税庁によると令和3年の日本人女性の平均年収は302万円(賞与含む)と発表されていますので、それと比較しても平均同等もしくはそれ以上と言えます。

CADオペレーターの将来性は?いらない仕事?

CADオペレーターの将来性は?いらない仕事?

AIに代替される職業?

CADオペレーターは将来なくなってしまう職業なのでしょうか?

確かに最近はAIも進化している中でCADオペレーターは、「人工知能やロボット等による代替可能性が高い100種の職業」の一つに挙げられています。

ただ、CADオペレーターの仕事は以下のように多岐にわたります。

そのいくつかは確かにAIなどで自動化されるのは確かだと思いますが、すべてがAIに代替されることはないと思っています。

  • 図面作成、図面チェック
  • 設計者とのコミュニケーション
  • 部品間の整合性チェック
  • 製造工程の織り込み

AIに代替される、されないの議論は、その職種全体について語るより、その職種のタスクまで分解して、代替される、されないの議論をすることが重要だと思っています。

新しい技術を習得できれば希少価値間違いなし

CADの技術は、2Dから3Dに移行しています。メタバースという世界に3Dは不可欠です。

それだけでなく、建築ではBIM、土木ではCIM、機械では3D図面、といって3Dモデルに様々な付加情報を持たせ、それにより後工程の自動化を目指す技術も出てきています。

BIMや3D図面については以下の記事に詳細がありますので参考にして頂ければと思いますが、業界の動向に合わせ、既存のCADオペレーターも新しい技術を覚えて存続していく必要があります。

古い技術のままのCADオペレーターは淘汰される可能性は否定できません。

逆に言えば、新しい技術はこれらの新しい技術はまだまだ使える人は少ないので、今から身に付けておけば希少な人材にあるのは間違いありません。

CADオペレーターの将来性ついては以下に詳細に書いてあるので参考にしていただければと思います。

CADオペレーターに向いている人

CADオペレーターに向いている人

筆者が多くのCADオペレーターと接してきて感じている「向いている人の特徴」をざっと挙げると以下のような感じです。

  1. 集中力がある人
  2. 地道な作業が好きな人
  3. モノづくりが好きな人
  4. コミュニケーション能力・提案力

特に設計者でも気づいていない、周辺部品との不整合や隙干渉問題などを提案してくれる方は非常に重宝されます。

そういった意味でもコミュニケーション能力や提案力が必要で、会話が苦手であったり、人と会うのを避けるといった一般的に言われるコミュ障だとトップレベルのCADオペレーターになるのは厳しいとは思います。

以下にも、どんな人がCADオペレーターに向いているのか?を詳細に書いてあるので参考にしていただければと思います。

CADオペレーターが稼ぐ方法

CADオペレーターで稼ぐ方法

CADオペレーターが素晴らしいのは手に職があるため副業と相性が良いです。

最近は家のパソコンでも問題なく動くCADも多いので、副業もやりやすいです。

更にクラウドテック、クラウディア、クラウドワークスといったクラウドソーシングというサービスの浸透で、個人でも簡単に副業案件を探し、仕事を受けることができます。

私の周りでもCADの副業で月5万稼いでいる人は結構います。月〇万円も。。。

副業で稼ぐコツは、依頼主から信頼を勝ち取ることで継続して依頼してもらえるようになります。

そうなると報酬も安定してきますよ。

以下にも、CADオペレーターの副業のやり方などを詳細に書いてあるので参考にしていただければと思います。

CADオペレーターの転職を成功させるためのコツ

CADオペレーターの転職を成功させるためのコツ

今まではCADオペレーターが底辺の職業ではないということを解説してきました。

これからCADオペレーターになろうとしている人も、現役の方も自信を持って良いと思います。

最後にCADオペレーターの転職を成功させるためのコツを紹介して終わろうと思います。

人生は長いようで短いです。

好きでもない仕事や職場で多くの時間を費やすほど不幸なことはありません。

現状の仕事に満足していない場合は転職を考えてはどうでしょうか?

転職はタイミングが大事なので、まずは仮の転職活動としてでも一歩を踏み出すことが大事だと思います。

以下の記事にCADオペレーターの転職を成功させるために転職サイトや転職エージェントの違いや活用方法、全国のおすすめの派遣サイトなどをまとめてあります。

転職を成功させるコツは、記事内の転職エージェントなど複数に登録することです。

それにより以下のようなメリットがあります。

  • 複数のキャリアコンサルタントのアドバイスや業界動向を聞ける
  • 複数に登録することで自分に合った会社に出会える確率が高くなる

上記を参考にして頂き、キャリアアップや年収アップに向けて是非、動いて頂ければと思います。

CADオペレーターの悩みや相談はこちらまで

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